私は貝になりたい

あんまり興味なかったのに（おい）公開初日に見てきました
これから見る予定のある人は見ない方が良い

見終わってみてまずね、やっぱりタイトル通りのオチか！！
って感じです

主人公が徴兵されて、軍事訓練を受けて、
不時着した米軍の生き残りを上官の命令で殺害した（ことになっている）
ところまでがまず前半

終戦して幸せもつかの間
上記前半部の容疑に問われ、
すぐに戦犯にかけられタイーホ→絞首刑判決人生オワタ
→そこをなんとか罪を逃れようと頑張る！のが後半となっているのですが


なんという浮き沈みの多い演出。


あれ？これまさか主人公助かるんじゃないの？
あれれ？？やっぱり主人公死刑になるん？
え？でもやっぱこの展開は助かるんか？
いやいやでもむりだろう常識的に考えて…
いやまてよ（以下略

もう後半はこんなんばっかです
それでも健気に頑張る主人公の家族（特に妻）の描写とかすごい生々しくて、館内ですすり泣く音が沢山
希望を持たせて期待させて、でも最後はどん底に突き落してオチをつけた
そんな映画でした

まあでもタイトルが「私は貝になりたい」だもんな
どんだけネガティブになればそんな思考に行き着くのか
それは全ての希望という希望から切り離されでもしないかぎり言わない台詞だよな
そういう意味でのこういう演出なのかもしれない

わかっていた
タイトルでわかっていたのに、してやられました

良い映画だった


あ、草薙がいきなり出てきた時は不謹慎ながら吹き出しそうになりました
なんでいるの？！
っていうか退場早っ